ファンド用語集FUND GLOSSARY

組合員集会

Partners’ Meetings

組合員集会とは、組合員全員が参加して組合の重要事項を報告・決議するための会議のことです。

開催頻度や手続きは組合契約で定められており、通常は年1回の定期開催が基本です。
必要に応じて臨時集会が開かれることもありますが、臨時開催は稀であり、「組合員集会」という言葉は主に定例開催を指すことが多いです。

定期集会は、監査済みの決算報告書が送付された後に開催されることが多く、ファンドの運用状況や投資先の概況、投資先への支援状況などが報告されます。
株式会社の株主総会に似ていますが、承認事項はなく報告事項中心である点が特徴です。

開催スタイルはファンドによって様々で、会議室で1時間程度の報告会となる場合もあれば、投資先企業を招いた交流パーティーや講演会、パネルディスカッションを同時開催するケースもあります。こうした場は組合員同士や投資先とのネットワーキングの機会にもなっています。
近年はオンライン開催の増加により、より多くの組合員が参加しやすくなっています。

なお、複数のファンドを運用している場合は、それぞれのファンドごとに組合員集会を開く必要があります。決算月が異なるケースもありますが、組合員の負担を軽減するため、開催時期を揃えたり、同日に複数の集会をまとめて行ったりするなど、実務上の工夫がされることもあります。