マネージメント・フィー(Management fee)とは、投資ファンドにおいて、無限責任組合員(GP)がファンドの運営管理に対する報酬として受け取る手数料のことをいいます。組合契約では「管理報酬」と表記されることが一般的です。
フィーの水準は組合契約であらかじめ定められ、通常はファンド総額(出資約束金額)または出資残高に対して年率1.5〜2.5%程度の割合で設定されます。
投資期間終了後には料率が引き下げられ、投資残高に対する年率1.5~2.0%程度に移行するケースもあります。
特にCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)においては、管理報酬額を個別に見積もり、GP法人で過大な課税が生じないよう報酬水準を調整している事例も見受けられます。
マネージメント・フィーは、投資成績にかかわらず受け取れることから、GPにとって安定的な収益源となります。
ファンドの損益計算書においては、GPに対する費用として計上されます。