ファンド用語集FUND GLOSSARY

フォローオン投資

Follow on investment

ファンド用語集 カテゴリ: 無限責任組合員(GP)投資先企業

フォローオン投資とは、ファンドがすでに出資している既存の投資先に対して、追加で資金を投入することを指します。
主に、企業のさらなる成長を後押ししたり、ファンドの出資比率を維持する目的で行われます。

企業が初回出資後に順調に成長している場合、追加で投資を行うことで、アップサイドのリターンを狙うことができます。
また、他の投資家が新たに出資する際に、自分たちの持分比率が希薄化するのを防ぐ意味合いもあります。
さらに、投資先企業からすると、「継続的に評価されている」と受け止められ、信頼関係の強化にもつながります。

一方で、フォローオン投資を見送るケースもあります。
たとえば、業績の低迷や外部環境の変化によってリスクが高まった場合、あるいはファンド全体の資金配分や他案件との優先順位を考慮して、追加投資を控える判断がなされることもあります。
この判断は投資先との関係にも影響を与えるため、慎重に検討されます。

なお、多くのファンドでは組合契約で投資期間(例:設立から5年)が定められていますが、フォローオン投資についてはこの期間を過ぎても可能とする別段の定めが設けられていることもよくあります。